| 打放しコンクリートへの思い |
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打放しコンクリートについての考えは、皆さんそれぞれでしょうが、私はまず素材の持つ重量感に
驚きまたその緊張感を漲らせた圧倒的な存在感に魅力を感じます。
一方で洋風にも和風の空間にも違和感なく溶け込み、また木やメタル、ガラスなどの他の素材とも
取り合わせも不思議と納得させてくれます。これは打放しコンクリートの持つ落ち着いたグレーの
色調が、他部材との取り合いの中で控えめで中間的なポジションにいるため、他部材を引き立たせ
る役目を担うからではないでしょうか。 しかし打ち放しコンクリートは亜硫酸ガスなどの大気汚染が原因の酸性雨やオゾン層の破壊による 多量の紫外線照射などの過酷な環境に晒され、中性化等の劣化の危機が高まっています。ヨーロッパ のブロンズや大理石でつくられた野外彫刻、建造物や豊かな森林にも同様の危機が迫っています。 さらに都市部では車の排気ガスがこれに拍車をかけ、打放しコンクリートは劣化の一途をたどります。 われわれ日本人の美意識はこれに耐えがたく、打放しコンクリートに何らかの保護材をコーティング してやり、打放しコンクリート面を劣化要因から遮断してやろうという考えで、約10年前から、例え ばフッ素樹脂クリアーをコンクリート表面に塗布することを試みています。これは、打放しコンクリー トをその作品に取り込むアトリエ作家らが先行して実施し、定着してきた一つの対処法です。 私も打放しコンクリートのクリアー樹脂保護の施工に10年前から取り組み、40万u以上の施工に 携わってきましたが、ジャンカー部などをより自然な形で手を添えてやる等の技術の向上に終わりはなく、日々さらなる 技術の研鑚に真摯に取り組んでおります。 これからも、”打放し仕上の専門家集団”としての私共の仕事にご期待ください。 |
| 代表取締役 上竹純孝 |